此処はエンドブレイカー!(TW3)に於けるキャラクター、サギリ・スカーレット(c09180)のブログです。
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※アンオフィ。決して楽しくは無い。寧ろ不愉快。厨二病注意。
―――たすけてください。
応答は無い。
―――ゆるしてください。
応答は無い。
―――やめてください。
応答は無い。
―――かえしてください。
応答は無い。
―――こたえてください。
応答は無い。
―――なぜですか。
誰かが小さく笑った。
―――どうしてぼくだったのですか。
誰かが喉を締め上げる。
―――・・・・・・・・・。
苦しい。息が出来ない。
―――・・・ぼくは、なにかわるいことをしましたか・・・?
応答があった。
『異端の者は消されて当然なのさ』
また、誰かが小さく笑った。
―――・・・・・・ぼく、は・・・異端・・・。
意識は、暗い深淵へと降りていった。
=*=+=*=+=*=
尋常ならざる痛みで目が覚めた。
ここ数日僕を苦しめていたもの。
いくら与えられても決して慣れぬもの。
叫びたい。
叫ぼうにも喉が潰れて声が出ない。
否、潰れてというよりは抉れて、かもしれない。
残されたのは、触覚・聴覚・嗅覚のみであった。
嫌だ!嫌だ嫌だ嫌だ!
やめて!やめてください!やめて!
ごめんなさい!ごめんなさい!
嫌だ…もう嫌だ…!もう許して下さい…!
嗚呼…返して下さい…!
返して!返して返シテカヱシテ返しテよぼくの目を爪を指を喉を声を歯を足を腕を皮膚を腱を骨を臓を日常を心を命を!!
=*=+=*=+=*=
〔オマエがオレと契約した人間か〕
知らない。そんなの知らない。
誰だよ、誰なんだよお前は…!
契約ってなんだよ…!
〔可哀想に。信じるものに全てを奪われ犠牲とされたか。可哀想に。〕
知らない。僕は知らない。
お前が何なのか、何を言っているのか、知らない。
理解できない。理解したくない。
そもそも、姿が見えないのに声だけがする。
〔オレは常にオマエと共に在る。お前の中で、オレは生きている。〕
ぼくの、中?
何を言っているんだ、こいつは。
お前は何なんだ。
〔…オレは、デモンさ。悪魔だよ。オマエ達の云う所の鬼さ。〕
鬼?鬼ならば、馴染み深いものだ。
しかし、鬼とはまた異質な気がする。
どういうことだ。
なにがなんだか、分からない。
〔オマエは、おかしいとは思わないか。オマエは今、目が、見えているだろうが。〕
・・・そうだ。何故目が見えている。
何故腕が動く。
何故指がある。
何故声が出る。
何故、生きている。
〔・・・ククク。まァ、だんだんと分かってくるさ。嫌でも、なァ。〕
ああ・・・、・・・僕はどうなってしまったんだ・・・。
あの鬼とは、デモンとは何なんだ・・・。
嫌でも分かるとは、どういうことだ・・・。
・・・っ・・・?
・・・気が・・・遠く、なっ・・・・・・、
※中途半端に終了
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